大物感という言葉を聞いたことのない人はいないでしょう。
しかしこれ、非常にふわっとしていて、何か定義があるわけでもないと私は考えます。
そこで、大物感と呼ばれるものの正体に迫るべくこんな考察を行いました。

題して、「大物感ってIQ高い人の特徴じゃね？」です。


■大物感とは


私の知る限りの大物感を感じる少年漫画のキャラクターなどの最大公約数的な特徴です。


①:慌てず、余裕たっぷり。

②:器が大きく、素直で人の諌言などをよく聞く。柔軟な発想。

③:決断力に優れ、優柔不断とは無縁。

④:未来思考で、特に壮大なスケールで物を考えられる。

⑤:話術に長け、何事もまず話し合いで解決しようとする平和主義者。

⑥:感情に流されず、一度決めた事はぶれない。

⑦:他人の器におさまり切らない自由人で、小物の下にはつかない。

⑧:どっちかというと不真面目で型にはまらず、自由。

⑨:芸術を解し美的センスも高い。

⑩:天才肌であまり努力は似合わない。努力したとしても、人に見せない。


はい、以上に列挙した十の特徴はIQが高い人の特徴そのままでもあります。

これらに一番当てはまるキャラクターは何といってもヤン･ウェンリーでしょうか。




その他にも封神演義の太公望とか。



銀魂の銀さんなんか当てはまってると思います。




この三人は、性格診断タイプでは全員INTP型に分類されると思います。
このブログにわざわざやって来ている人に物書きだとかがいるかは知りませんが、もし志望でもいいからいたとしたらちょっとした参考くらいにはなるかもしれません。

つまり、これらの大物っぽい特徴で大物感を出せば、そのキャラクターが老若男女にまで受けること間違いなしでは？と思う次第です。
実際三人とも超絶人気キャラ。魅力的なキャラクターが沢山出てくる作品群の中でも恐らく断トツの人気のはず。
あまりやる気はないけど、とても頼りになって格好よく、大物感と安心感が半端ないですよね。

特にこれは思いっきり偏見なんですが、こういうのは女性受けしやすそうだと思います。
実際三人ともすごい食いついてますし。

話は飛びますが、進化論的に考えて人間は男女を問わず知能の高い個体を求めてきたはずと私は考えます。
男の場合必ずしも頭のいい女を繁殖相手に求めるとは限りません。
ボス猿ならともかく、下級の者は贅沢は言わない、もう本当にどんなんでもいいわけです。
逆の場合はそうでもないでしょう。

恐らく人間は本能レベルでそれを見分け、魅力的に思うようになってるんじゃないでしょうか？

うーん、書いているうちに話が妙な方向へ来てしまった。
気を取り直して、次は比較編。


■小物感とは

大物感と対比で、小物感のする特徴を10挙げましょうか。



①:余裕がなく、野ネズミのように忙しい。

②:あまり人の話は聞いていない。

③:優柔不断で機を逸する事もある。

④:視野が狭い。目先の事を追いかけがち。

⑤:人の話はあまり聞かないので、衝突すれば戦う。

⑥:情にほだされがち。

⑦:独立し、誰にも頼らない事には不安が残る。

⑧:秀才タイプで、キッチリしている。

⑨:芸術的というよりは俗物。

⑩:なんらかの目標のために努力を惜しまないタイプ。


個人的には、この小物臭たっぷりな感じのキャラクターも好きですけどね。